日本ドラマの間取り

「きのう何食べた?」の間取り|シロさんとケンジの部屋のインテリアのこだわり

きのう何食べたの間取り|阿佐ヶ谷の2LDK 日本ドラマの間取り

こんにちは、鈴木です。
今回は、「きのう何食べた?」のシロさんとケンジの部屋の間取りをご紹介します。

「きのう何食べた?」は、よしながふみによる人気漫画で、同性カップルのシロさん(俳優:西島秀俊)とケンジ(俳優:内野聖陽)が暮らす日常を描いています。
シロさんは弁護士で、ケンジは美容師です。
ふたりは阿佐ヶ谷にある2LDKのマンションで暮らしています。

この記事では、漫画からドラマ化した「きのう何食べた?」のあらすじや部屋の間取り、インテリアや撮影で使われたキッチンについてご紹介します。
さらに、「きのう何食べた?」に出てくる阿佐ヶ谷エリアについてもご紹介しています。

「きのう何食べた?」とは

この物語は、同性カップルである「シロさん」こと筧 史朗(かけい しろう)と、「ケンジ」こと矢吹 賢二(やぶき けんじ)の日常を描いています。
シロさんは倹約家で料理上手な一方、ケンジは自分の愛に忠実で明るい性格です。
2人は毎日の食事を通じて、お互いの価値観や悩みを分かち合い、愛情を深めていきます。

この作品には、シロさんの料理仲間であり相談相手の佳代子さんや、別の同性カップルである小日向(こひなた)さんと航(わたる)くんなど、他にも魅力的なキャラクターが多数登場します。
彼らが織りなす人間関係は、見る人に感動や笑いを与えてくれます。

そんな「きのう何食べた?」はドラマ化された後、2021年10月に劇場版も公開されました。
シロさんとケンジが暮らす2LDKの間取りは、ドラマ版ではロケセットだったのですが、劇場版ではスタジオにセットが作られました。

2023年10月からはシーズン2も放送されており、多くのファンから支持されています。

シロさん家の部屋の間取り

この部屋は、原作では築28年という古い物件で、2LDKの広さがあります。
しかし、事故物件ということで、駅から徒歩5分という好立地なのに家賃は10万円という破格です。

廊下には、2つの洋室とトイレ、洗面化粧室へのドアがあります。
玄関から左側にある洋室にはクローゼットが付いており、右側にある洋室にはウォークインクローゼットが付いています。
洗面化粧室からは浴室へと続いています。

廊下の奥に進むと、リビング・ダイニングとキッチンが広がっています。
原作ではキッチンは壁に沿って設置されていますが、ドラマ版ではカウンターキッチンに変更されています。
カウンターキッチンは、リビング・ダイニングと一体感があって開放的です。
また、カウンターキッチンからは洗面化粧室に直接行けるようになっており、家事をする際に便利な動線になっています。

このように、シロさん家の部屋は、原作とドラマ版でいくつか違いがありますが、どちらもシロさんの生活を支える大切な空間です。

ドラマ美術の井上心平さんがこだわったインテリア

リビング・ダイニング

この空間は、ひとり暮らしを楽しんでいたシロさん家にケンジさんが転がり込んできたというストーリーを反映しています。
リビングとダイニングのインテリアはシロさんの趣味と倹約性が見えるシンプルで落ち着いた空間です。
白とグレーのベースカラーに、木目などの自然素材を取り入れています。
仕事も家でできるように、ワークスペースも快適に整えられています。

セットについては、ドラマ版の制作時点から井上さんにこだわりがありました。

シロさんのキャラクターを表現するために、
『倹約家だからこそ、家具ひとつひとつはちゃんとしたものを買って、長く大切に使っているタイプじゃないか』
と考えて、監督と相談しながら、ソファやダイニングテーブルはそれなりに値の張るものを選んだそうです。

一方、ケンジがシロさんの部屋に入ってきたことで、彼が持ってきたという設定の一人掛けソファなども配置されており、統一感のある空間にも彼らの個性や関係性が見えるようになっています。

キッチンの特徴

キッチンの特徴

原作では、コンロや流しは壁に沿って配置されていましたが、実写版ではカウンターキッチンに変更されました。
この変更により、調理器具や食器などがたくさん用意されており、吊るし収納や引き出し収納などの工夫も見られます。
これらの細かな演出は、シロさんの料理への情熱やこだわりを表現していると言えるでしょう。

また、井上さんは炊飯器の位置にも細かく配慮しています。

「ご飯が炊けたときのお芝居があるんです。
ふつう炊飯器は壁ぎわに置きがちなのですが、それだとシロさんがキャメラに背を向けることになり、表情が撮りづらい。
悩んだ結果、現在の位置になりました。」

こういう経緯もあり、カウンターキッチンのそばに炊飯器が置かれることになったようです。

こうした細部にまで気を配った井上さんのこだわりが、ドラマの世界観を作り上げています。

「きのう何食べた」に出てくる阿佐ヶ谷エリアの魅力

阿佐ヶ谷エリアは、東京都杉並区にある魅力溢れる街です。
人口は約2万5千人で、四季の移り変わりを感じることができます。
春は桜が咲き誇り、夏は阿佐谷七夕まつりで賑わいます。
秋は紅葉が目を楽しませ、冬は雪が降ると幻想的な景色になります。

交通アクセス

阿佐ヶ谷エリアの交通の便も良いです。
阿佐ヶ谷駅はJR中央線と東京メトロ丸ノ内線が乗り入れており、新宿や渋谷などの都心部へは約10分でアクセスできます。
また、成田空港や羽田空港へも直通バスが運行しており、便利です。

周辺施設

阿佐ヶ谷エリアの周辺には、商店街や飲食店、住宅街や公園、文化施設や芸術活動など、多彩な魅力があります。
阿佐ヶ谷駅の北口には、活気あふれる商店街や飲食店が並びます。
南口には、静かな住宅街や公園が広がります。
また、阿佐ヶ谷アートストリートやシアターシャインなど、文化的な施設や活動も盛んです。


このように、阿佐ヶ谷エリアは様々な面で魅力的な街です。
ドラマやアニメの舞台としても有名です。
「きのう何食べた?」に出てくる阿佐ヶ谷エリアの魅力をぜひ体感してみてください。

まとめ

「きのう何食べた?」は、シロさんとケンジが暮らす阿佐ヶ谷の2LDKのマンションが舞台となる作品です。
マンションの間取りやインテリアは、ドラマ版に基づいて忠実に再現されており、ふたりの性格や関係性がよく表れています。
シロさんは料理が得意で、ケンジは食べるのが好きという相性抜群のふたりです。
ドラマでは、ふたりが作った料理や食卓での会話が印象的で、ふたりの仲睦まじい様子や時にはぶつかる様子が見ていて微笑ましいです。

「きのう何食べた?」のマンションのインテリアに興味がある方は、この記事を参考にしてみてください。
ふたりの幸せな空間を再現するヒントが見つかるかもしれませんよ。