こんにちは、鈴木です。
今回は、大阪の下町を舞台にしたはるき悦巳の名作漫画「じゃりン子チエ」の間取りについて考察してみたいと思います。
「じゃりン子チエ」は、仕事をしない父・テツに代わって、ホルモン屋を切り盛りする小学生・チエが繰り広げるドタバタコメディです。
このホルモン屋は、チエの家でもありますが、その間取りについては作中ではほとんど明らかにされていません。
そこで、私は、漫画やアニメで描かれたシーンや背景から、ホルモン屋の間取りを推測してみました。
じゃりン子チエの住所
じゃりン子チエのオフィシャルホームページでは、チエの住所は大阪市頓馬区西萩2-4と記載されていますが、実は頓馬区という地名は架空のものです。
作者のはるき悦巳さんは、自分が育った大阪市西成区をモデルにしているとインタビューで語っています。
西成区は大阪市の南部にある下町で、古くから商工業が盛んな地域でした。
しかし、高度経済成長期以降は人口が減少し、貧困や治安の問題が深刻化しています。
じゃりン子チエの物語は、1970年代から1980年代にかけての時代背景を反映しており、西成区の衰退が始まった頃です。
西成区には、木造の長屋やアパートが多く残っており、これらの建物はじゃりン子チエの舞台となっています。
一階部分を店舗や工場として使い、二階部分を住居として使うことが多いです。
チエの家もこのタイプの建物であり、一階部分がホルモン屋であることは漫画やアニメで明確に描かれています。
また、二階部分に窓が見えることから、そこが住居であることも推測できます。
二階部分の間取りを探る
この家の二階部分は、どのような間取りになっているのでしょうか?
漫画やアニメでは、ほとんど描写されていないため、詳細は不明です。
しかし、一部のシーンから推察すると、次のような特徴があると考えられます。
- 二階部分は一つの部屋で構成されており、約10畳ほどの広さがある。
キッチンやバスルームなどは一階部分に設置されている。 - 部屋の中心に柱が立っており、その周りに布団や机などを置いている。
柱は部屋の構造上必要なものであり、インテリアとしても活用している。 - 部屋への入り口は階段から直結しており、ドアは設けられていない。
これはプライバシーをあまり気にしない性格の表れかもしれない。 - 部屋には南側と東側に窓があり、明るい光が差し込んでいる。
南側の窓からは道路や向かいの家が見渡せる。 - 部屋にはテレビや冷蔵庫などの電化製品がほとんどなく、質素な暮らしを送っている。
これは貧しい生活を強いられているというよりは、シンプルな生活を好むという趣向かもしれない。
まとめ
以上が、「じゃりン子チエ」の間取りについての推測です。
この間取りはあくまで想像なので、正確ではないかもしれません。
しかし、「じゃりン子チエ」の世界観を感じることができると思います。
皆さんも、「じゃりン子チエ」を読み返してみて、ホルモン屋の雰囲気を味わってみてください。
それではまた。